島四国の供養寺としてたくさんのお位牌をお祀りしているお寺です。
当寺は小豆島霊場第70番札所です。
正式には 曜栄山 持宝院 長勝寺 といいます。本堂は、元禄15年午歴 当山第2代増宥僧正大願主となって、当時播州赤穂義士大石内蔵助の御用人として縁故のあった小江村久右衛門の篤志により、大石内蔵助の邸宅を以て、建立されたものです。
大石内蔵助が愛用していたとされる茶釜と屏風が当寺に残されています。
御本尊様は阿弥陀如来です。阿弥陀如来は西方極楽浄土の仏様です。その御本尊の両側にたくさんのお位牌をお祀りしています。この永代供養としてお預かりしておりますお位牌は「こころのお位牌」と呼ばれ、毎年綺麗に磨き、大切にお祀りしご供養させていただいております。お大師様の島の供養寺として、大勢のお遍路様より般若心経がじかにうけられると喜ばれています。
当寺では檀信徒の皆様がいつお参りに来られても、気持ちよくお参りやご供養をしていただくために、本堂や境内・庫裏をすみずみまで綺麗に保つよう努めております。掃除のことを真言宗では『下座行』といい、僧侶の修行は下座行に始まり下座行に終わるといわれています。本堂や境内をきれいに磨くと同時に己の心も磨いております。