長勝寺について

島四国の供養寺としてたくさんのお位牌をお祀りしているお寺です。

当寺は小豆島霊場第70番札所です。
正式には 曜栄山 持宝院 長勝寺 といいます。本堂は、元禄15年午歴 当山第2代増宥僧正大願主となって、当時播州赤穂義士大石内蔵助の御用人として縁故のあった小江村久右衛門の篤志により、大石内蔵助の邸宅を以て、建立されたものです。
大石内蔵助が愛用していたとされる茶釜と屏風が当寺に残されています。
御本尊様は阿弥陀如来です。阿弥陀如来は西方極楽浄土の仏様です。その御本尊の両側にたくさんのお位牌をお祀りしています。この永代供養としてお預かりしておりますお位牌は「こころのお位牌」と呼ばれ、毎年綺麗に磨き、大切にお祀りしご供養させていただいております。お大師様の島の供養寺として、大勢のお遍路様より般若心経がじかにうけられると喜ばれています。
当寺では檀信徒の皆様がいつお参りに来られても、気持ちよくお参りやご供養をしていただくために、本堂や境内・庫裏をすみずみまで綺麗に保つよう努めております。掃除のことを真言宗では『下座行』といい、僧侶の修行は下座行に始まり下座行に終わるといわれています。本堂や境内をきれいに磨くと同時に己の心も磨いております。

供養の寺として

私たちが今ここにいるのは、父と母がいればこそ。

その父母にもまた父と母がいて…と、さかのぼれば数え切れないほどの先祖の存在があってこそ、今の自分 があるのです。その先祖たちの誰一人が欠けても、今の私という存在はこの世にありません。そのことだけを考えても、先祖に感謝し、先祖を供養する心を大切 にしなければならないことに気づかされます。
それはまた、親を大切にする心にも通じるものです。
よく「孝行したいときに親はなし」といいます。お年寄りにとっては、どんな高価な贈り物よりも、心のこもった一言がうれしいものです。
私たちはよく、家内安全、無病息災、商売繁盛などと、神仏に祈ります。しかし、神仏への祈りの根本 にあるの は、先祖を大切にする心でなければなりません。土台である先祖供養の心をどこかへ置き忘れて、自分の都合だけを願っても叶うものではありません。今の自分につながる先祖への供養の心を大切にすることによって、道は開けていくものです。
長勝寺の本尊は阿弥陀如来です。阿弥陀様はそう教えてくださっているように、私には思えます。

合掌

霊場について

霊験あらたかな霊場

香川県の小豆島にあるこの霊場は、弘法大師(空海)が生国である讃岐(現在の香川県)から京都へ上京または帰郷する際に、しばしば立ち寄り、島の各所で修業や祈念を行なったとされる霊験あらたかな霊場であります。

古くからより、聖の島として弘法大師を慕い現在でも大勢のお遍路様ががお参りされています。

香川県の小豆島にあるこの霊場は、弘法大師(空海)が生国である讃岐(現在の香川県)から京都へ上京または帰郷する際に、しばしば立ち寄り、島の各所で修業や祈念を行なったとされる霊験あらたかな霊場であります。

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