真言宗について

真言宗について

真言宗は空海(弘法大師)によって平安時代の初めに開かれた日本の仏教の一宗派で密教に属する宗派です。大日如来(だいにちにょらい)を教主とし、真言宗の根幹の教えは「人はだれでもこの身このままで仏様になることができる」すなわち「即身成仏」を説くところにあります。
真言宗は大きく古儀真言宗と新儀真言宗の二つに別れており、さらにそこから多種多様な教義が展開して現在に至ります。
古儀真言宗とは、高野山を中心に伝わった大日如来の本地身説をとる真言宗の諸派で、現実世界の一事一物が法身(真理そのものを仏の身体とみなす)の大日如来の説法であると説いていて古儀派といわれています。
新義真言宗とは、覚鑁(かくばん)を宗祖とする大日如来の加持身説法の新義を唱えた真言宗の一派。本地身説法を説く高野山の教学(古義)に対し、加持身説法などの新義を唱えた諸派の総称で新義派といわれています。
当寺は古儀真言宗の中の善通寺派に属しております。

真言宗 善通寺派について

山科小野に曼荼羅寺(後の随心院)を建立し、小野流を開いたのが始まりです。空海のご生誕の地、善通寺が総本山です。末寺は全国で約250か寺あります